【お墓の種類】その2

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■和型墓石

和型墓石は、仏舎利塔(ストゥーパ)に由来する供養塔や五輪塔を簡略化したもので福禄(おめでたいこと)を意味しています。その多くが三段墓ですが、これは江戸時代中期に建てられ始めたといわれるお墓の形態をそのまま受け継いでいるためです。ほかにも、三段墓に敷石を加えた四段墓があります。

基本構造は、三段墓の場合は一番上に家名などを彫刻する棹石、二段目が上台石、一番下が中台石となります。また、四段墓では敷石として下台石(芝石)を置き、棹石を天、上台石を人、下台石を地に見立てています。

すっきりと洗練された形と長い伝統のある和型墓石は今日でも非常に人気があります。